貿易実務検定の資格に関するお役立ち情報の紹介。輸出や輸入をする企業では、貿易実務のエキスポートが求められています。独学の場合はテキストや過去問の問題集、講座等を活用して資格を取得しましょう。
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貿易実務検定とは、貿易実務の総合的な知識や能力を測ることを目的に、日本貿易実務検定協会が主催する民間資格です。平成10年(2008年)に開始された比較的新しい資格検定といえます。試験内容は、貿易実務・貿易実務英語・貿易マーケティングの3つの科目から出題され、A級、準A級、B級、C級の4つのレベルの試験があります。毎年、3月、7月、12月の年3回実施されます。ただし、A級の検定試験は年1回の実施となっています。合格率は、A級が約7%、準A級が30%、B級が約35%、C級が約50%くらいで、レベルが上がるほど難易度が高くなり、合格率が低くなっています。
貿易に関連した資格に、財務省が管轄する「通関士」という国家資格がありますが、通関士が、貿易関連の法規を勉強し通関(税関)の手続きをするために必要な資格であるのに対して、貿易実務検定では、マーケティングや商談・契約、代金決済等貿易実務に関する知識のレベルを判定する資格検定です。
受験資格に制限はなく、どなたでも受験可能で、個人輸入ビジネスなどを行っている方、貿易関連・通関関連業務に携わっている方、通関士を目指している方などが自身のスキルアップのために受験しています。
貿易の自由化は今や世界的な流れであり、我が国においても、貿易実務のエキスパートが求められていますが、実務に秀でた人材が不足しているのが現状です。
「貿易実務検定」に準拠したオープンカレッジが行われている大学もあり、貿易実務を熟知した専門家としてますます活躍の場が広がっていくことが期待されています。
貿易は国内での取引と異なって、通関制度や関税の賦課など国が介入するケースが多いビジネスであり、この結果、関税などの直接的なコストの他、通関書類等の作成にかかる間接コストも高くなる傾向があります。
取引相手が海外にいるために、確実に金銭の支払いや商品の納品を行わなければなりません。このため、信用状、D/P、D/Aなどの特殊な決済方法が発達しています。
当然ながら、言語が異なる外国との取引が多くなり、このため、実務では国際的に通用する専門用語(インコタームズ等)が普及しています。
さらに、言葉の違いに加え、取引相手との商習慣や文化の違いによるトラブルも多くなりがちです。そして各国で適用される法律が異なるため、実務においてはトラブルを未然に防ぐ知識や経験が必要となります。
金銭的においても、通貨の異なる相手との取引となることが多いため、為替レート変動によるリスクも考慮しなければなりません。
また海外へ商品を輸送するため、国内に比べて輸送コストが増えるほか、商品が海上事故などに被災するリスクが高いため、それらに対処した保険料も高くなります。
このように、貿易は国内取引と比べてコストが増える要因が多くなりますが、国内には存在しない希少価値のある商品を輸入すれば、あるいは、その商品が希少価値を持つ市場に輸出すれば、貿易にかかるコストを上回る利益が得られる可能性があり、それが貿易ビジネスの魅力です。